こんな人は読んでみて
グループディスカッションで必要な能力
対人能力の種類と対策
グループの環境づくりの重要性と対策
グループディスカッションで評価されるのは【対人能力】
グループディスカッションで評価されるのは対人能力です。問題なく集団行動が取れたり、人とコミュニケーションがとれるかどうかが試されます。
対人能力を強化する
対人能力にも、色々なレベルがあります。自分はどこまで出来て、何が足りていないのか考えて、対策を打ちましょう。
レベル1:人を不快にさせない
『清潔感がある』『人を不快にするような態度や言葉を言わない』といった、人を不快にさせないことが求められます。最低限クリアしておきたいラインです。
『こんなのが出来ない人はいないでしょ…』と思いがちですが、自分では当たり前だと思っていることや、無意識でしていることが、人に『不快』と思わていることもあります。
清潔感とは
服装や髪型といった、『見た目』が整えられていることを指します。注意するポイントは『服:サイズはあっているか、汚れやシワはないか、靴といった小物の手入れをしているか』『顔:食べカスや汗で汚れていないか、眉毛やヒゲ、髪が整えられているか』の2点です。就活本番を迎える前に、『この見た目で大丈夫か』と社会人やキャリアセンターに確認してもらいましょう。
態度や言葉
人が話しているときによそ見をしたり、人を批判・けなす言葉を発するといった、『最低限のコミュニケーションができない』と思われる態度や言葉は要注意です。態度や言葉はすぐに直らないので、『自分はどうしがちで何を直すべきか』を頭に入れた上で、模擬練習といった実践の場で修正しましょう。
レベル2:表情や声のトーンが適切
『自然なコミュニケーションがとれるかどうか』の問題です。真剣な話をするときは真面目な顔やトーンで喋る、和やかな雰囲気のときは笑ったり明るめのトーンで喋るなど、その場に応じた態度をとることを求められます。
日常生活なら問題なくこなせるものですが、『就活』は非日常的なので、緊張してしまって上手くいかないこともあります。場馴れをすることがコツなので、模擬練習に積極的に参加しましょう。
レベル3:人と話し合いができる
人の話を聞いたり、自分の意見をしっかりと伝えられる能力が求められます。『聞くだけ』『言うだけ』なら簡単ですが、『聞きながら伝える』ことは案外難しいです。特に、グループディスカッションでは『なんとか自分のいいところをアピールしたい!』という思いが先走って話すことに集中してしまったり、緊張のあまり聞くだけになってしまうこともあります。
これも、場馴れすることが大切です。『引くときは引いて、出るときは出る』を意識しながら、模擬練習で練習しましょう(『引く、出る』の判断は、GDの軸や時間を判断材料にするとやりやすいです)。
レベル4:お互いの良さを引き出せられる
ただ単に話し合うだけでなく、話し合いをすることで、お互いの良さを引き出せる能力です(『1+1を2以上にする力』のことですね。)
お互いの良さを引き出すためには、1.信頼関係を築くこと、2.相手の話を整理しながら、自分のアイデアと結びつけること、3.『グループで最大の成果をだす』という目的をメンバーが認識していること、4.積極的に発言できる環境があること、の4つの条件が必要です。
自分の力に加えて、グループメンバーの力も必要なので、これができるかどうかは運も関わっています。
GDに通過するためには、環境づくりも必要
グループディスカッションは集団行動の縮図です。自分がいくらがんばっても限界があるので、余裕がある人は、グループの環境づくりもしましょう。
最初にちょっとした会話をする
グループディスカッションが開始される前に、同じグループの人と会話をしてみましょう。話す内容は、不快にならないような内容以外ならなんでも構いません。内容が重要なのではなく、グループディスカッションが開始される前に会話をして、お互いを知ったり、雰囲気を和ますことが重要です。
使えるセリフたち
険悪なムードを防止する
グループディスカッション中、意見が割れたり意見の批判があると、険悪なムードになることがあります。状況が悪化してしまうと対処するのが難しいので、早いうちに仲裁して、グループの雰囲気が良い方向に向くようにサポートしましょう。
使えるセリフたち
Sumarry of content
・自分に足りていない対人能力を知り、対策を取る
・グループの環境づくりをすると、上手くいきやすい