こんな人は読んでみて
否定系クラッシャーの特徴
対策法
否定系クラッシャーの特徴
ストレートな表現で否定をする
影響力が高い(クラッシャーに流されやすい)
発言力が強い人と弱い人と相性が悪い
この条件が全て揃うガッチガチの否定系クラッシャーは少ないですが、否定系クラッシャーの素質がある人は、結構います。否定系クラッシャーがいると、議論が堂々巡りになったり、グループの雰囲気が悪くなったりします。
否定系クラッシャー対策にしないといけないことは、大きく分けて、1.結論をだすための準備、2.グループの雰囲気を調整する、ことの2点です。そのためには、議論が本格化する前に下準備をし、議論中にその軌道修正や、調整をすることが必要です。具体的に見ていきましょう。
最低限すべき対策
否定系クラッシャーがいる場合、その意見をとりいれすぎるがあまり、議論が堂々巡りになったり、進むべきところを進めなくなる可能性があります。グループディスカッションで避けたいのは、「結論がでないこと」なので、結論を出すための対策は、必ずしておきましょう。
1.議論の軸をつくる
議論の軸とは、「与えられたテーマをどの切り口で考えるか」というもので、議論の初めに決めます。議論の軸をつくっていると、会話がずれそうになったときに、軌道修正をすることができます。これは、クラッシャー対策だけでなく、会話のズレが起こりそうになったときに有効です。(※クラッシャーの有無にかかわらず、軸決めは必須です)
議論の軸とは、最初に与えられたお題に対して、どのような視点で考えるか、というものです。グループディスカッションやグループワークでは、議論の軸をベースに話し合うことになります。議論の軸に正解はありませんが、軸によっては、考えやすいものや、話題が膨らみにくいものがあるので、重要なものとなります。
会話シュミレーション
2.タイムスケジュールをきめる
タイムスケジュールとは、『どういう時間配分で議論をすすめていくか』を示す予定表のことで、議論の初めに決めます。タイムスケジュールをきちんと決めておくと、時間を理由に、議論を進めやすくなります。(※クラッシャーの有無にかかわらず、タイムスケジュール決めは必須です)
会話シュミレーション
3.具体的な代替案をきく
癖で口調が強かったり、否定語からはいってしまう人もいます。一見否定系クラッシャーに見えますが、ちゃんとした意見や考えをもっていることが多々あります。すぐに『否定系クラッシャーかぁ…』と思わずに、『その否定が、何を意味するのか』をきちんと確認するようにしましょう。
会話シュミレーション例
+aでする対策
否定系クラッシャーがいると、グループ内で険悪な雰囲気がひろがって、ベストな状態で議論が進まなくなります。余裕がある人は、雰囲気作りをサポートして、グループの雰囲気を良くしてみましょう。
1.周りの人に話題をふる
「どうせ意見をいっても・・・」「間違っているっていわれたら恥ずかしいな」という考えがうまれて、積極的に発言してくれる人が少なくなります。グループディスカッションの目的は、たくさんの人と意見を交わすことで、よりよい結論をだすことです。メンバーが意見をいいやすいような発言をしてみましょう。まずは、Yes/Noで答えられる質問をしたり、比較的発言しやすそうな人に話題をふるのがオススメです。
声のかけ方、例えば…
・そういえば、自己紹介のとき○○さんは○○学部出身といっていましたけど、そういう目線でみると、これってどう思いますか?
2.否定系クラッシャーと相性の悪い人のサポートをする
気が強い人の場合、言い合いになって嫌悪なムードになる場合がありますし、発言力が弱い人の場合、萎縮してしまうこともあります。言い争いになる前に仲介する、発言力の弱い人には答えやすいような問いかけをして、サポートしましょう。