こんな内容です
準備する時期の目安
よくある面接の質問対策
面接で気をつけること
面接でよくある質問を知りたい人はこちらをどうぞ
面接の質問対策
面接できかれることを大きく分けると以下の2点になります。
who are you?(あなたはどんな人?)
why us?(なんでこの会社じゃないとだめなの?)
面接で聞かれる質問は、『長所短所』『自己PR』『志望動機』…などなど、色々ありますが、どれも『あなたがどんな人で、どうしてこの会社にはいりたいか』を聞くための手段に他なりません。言い換えれば、長所や短所、自己PRや志望動機を通して、『自分はこんな人間で、こういう理由からあなたの会社にはいりたいんです』とアピールをする必要があります。
この視点を大切に、面接の質問対策をしましょう。
よくある質問対策
当社に応募された理由について教えてください(志望動機)
数ある企業のなかで、なぜその会社に応募したかを伝えます。この質問対策ができていないと、『こいつ、適当に応募したな…』だとか『志望度高くないなぁ』と思われてしまいます。志望動機の書き方は色々とありますが、『その会社にはいりたい理由or興味をもった理由』と『その理由を裏付ける自分のエピソード』を組み合わせる方法がやりやすいです。
志望する理由はなんでも構いませんが、なるべく具体的な理由を軸に志望動機をつくることをおすすめします。というのも、抽象度が高ければ高いほど、面接官が納得できるような志望動機をつくることが難しいからです。その理由に関心があれば、以下の文章を読んでみてください。
抽象度高めの『御社の理念に共感した』を軸に、志望動機をつくるとします。理念は、抽象的で漠然とした言葉で表現されていることが多いので、A社とB社の理念がほぼ同じ、ということもありえます。そのため、『理念に共感したこと』を軸にした志望動機で面接官を納得させるためには、二つの作業をしなければいけません。
2.自分が理念に共感した具体的なエピソード
この『1.会社の理念がどういった形で事業に反映されているかの情報収集』をすることで、同じような理念をつかっている会社との差別化をすることができます。しかし、一歩間違えれば認識ミスをしてしまうこともありますし、何より難しい作業です。個別説明会などで、社員に『御社の理念を実際の業務で感じられることはありますか?』など聞く機会があれば別ですが、自力でこの作業をすることは難易度が高いです。
学生時代に打ち込まれたことはなんですか?(いわゆるガクチカ)
この質問で伝えるポイントは、『自分がどういう意思で物事に打ち込んで』『その中でどんな工夫をして』『どんな結果や学びを得られたか』の3点です。
この3つのポイントをおさえられたら、基本的に問題はありませんが、『学生時代に打ち込んだこと』の説明はきちんとするようにしましょう。具体的に言うと、『その活動の名称』『規模』『その活動での自分の立ち位置』のことです。活動内容の説明がなければ、面接官が具体的なイメージをすることができず、内容が伝わりにくくなってしまうからです。
OK!:休日には100席が満員になる飲食店のホールスタッフのバイトをしていました。(→忙しさや、どんなことをしていたかが大体わかります。実際には、もっと自然な言い方をする必要があります)
当社に入社されたら、どのようなことに取り組みたいですか?(やりたいこと)
この質問に応えるためには、以下の2点を明らかにして、つなぎ合わせる必要があります。
1.自分が興味を持っていることとその理由
2.その企業がやっている事業
この2点の準備が甘いと、『じゃあ、その事業で活かされるあなたの長所はなんですか?』『そういったお考えなら、その事業より別の○○事業のほうがいいと思うのですが…』といった深堀に対応できなかったり、『うーん、うちの会社じゃ無理だと思われますが…』などと言われてしまうので、入念に準備をしておきましょう。
○○さんから、当社について聞きたいことはありますか?(逆質問)
良い逆質問は、『自分が調べたけど分からなくて、それを知る価値がある』質問のことです。NGな逆質問は、『自分で調べれば出てくる情報』です。例えば、『御社の主力事業はなんですか?』という質問は、ホームページで強調されていることや、事業ごとの売上高を見れば分かることです。
逆質問を考える前に、以下の3つは確認しておきましょう。良い逆質問のアイデアをもらったり、NGな逆質問を避けることができます。
企業のホームページ
(できれば)投資家情報(IR情報、企業のホームページにある)
(できれば)『○○(企業名) インタビュー』と検索して情報収集
面接準備をする期間の目安
結論から言うと、面接準備をする期間は『人によりけり』です。
面接準備のメインは、「面接の質問対策」ですが、面接で喋るネタがある人とない人とでは、準備期間が変わります。前者の場合は、そのネタをもとに質問対策をすればいいのですが、後者の場合、今までの経験から使えるネタをさがしたり、一からネタづくりの旅にでないといけないからです。早いうちに、面接対策の内容を確認した上で、『自分はどれくらいかかりそうかなぁ』と考えることが必要です。
準備期間がないときは?
面接の準備期間がないときは、最低限の準備で乗り切るしかありません。
過去に、別の企業の面接をうけたことがある場合は、そのときにつかったエピソードをつかったり、そのときの面接対策の記録を見返して、どうすれば無駄をはぶいて対策ができるか考えることができます。全く準備をしていない場合は、厳しい戦いになりますが、自己分析を飛ばして、面接のよくある質問をもとに面接対策をする方法があります(深堀の質問には耐えられません)。
一次面接やグループ面接といった面接の初期段階では、踏み込んだことを聞かれる可能性は低いため、『ベーシックな質問の対策をして乗り切る』ことを優先しましょう。
せっかくの準備を無駄にしないために…
しっかりと質問対策をしても、その成果を充分に発揮できなかったり、ほかの部分で評価をおとしてしまうと勿体無いです。面接で気をつけるポイントをまとめたので参考にしてください。
表情は自然に
表情が硬いと、「無愛想なのかなぁ」「対人関係を築くことが苦手なのかな?」といった印象を与えてしまいます。なるべく、口角を上げることを意識しましょう。
しゃべりすぎない
面接はコミュニケーションです。喋りすぎてしまうと、面接官が質問をする間がなくなったり、「しゃべりたいことだけをしゃべる子なのかな」という印象を与えてしまいます。長くても2分以内を目安に、しゃべる時間を気をつけるようにしましょう。
ある程度のマナーを守る
焦ってしまうとついつい素がでてしまったり、色々なマナーを完璧にこなそうとしたら、ミスがでてしまいます。そのため、『最低限、このマナーだけは忘れずに守る!』という線引きをして、最低限のマナー(語尾はですます、御社という等)を担保することをおすすめします。
焦りやミスにびびりすぎない
焦ったりミスをするのは仕方ありません。誰でもノーミスは厳しいものです。避けたいのは、焦りやミスを気にしすぎるがあまり、負の連鎖におちいることです。焦りやミスがあることを前提にして、できる限りの対策はしておきましょう。以下を参考にしてください。
『焦ってなんぼ!ミスっても仕方なし!』と自分に言い聞かせる
面接の最初に『すみません、緊張をしてて…』という
面接官の首元をみて話す(目を直視しない)
だんまりはダメ
面接では、想定していない質問がされることがあります。そんなときに諦めて黙ったり、『すみません、わかりません』と答えることはよくありません。わからなくても、完璧に答えようとせずに、その場で考えて答えられることを答えましょう。
面接会場に行くための準備も忘れずに
日程確認
案外あるのが時間・日付ミス。メールに書かれている日程を確認して、スケジュールにいれておきましょう。面接の一日前、出かける2時間前などに、アラームをいれておくと安心ですね。
場所確認
メール等に書かれている場所を確認し、行き方を地図で確認しておきましょう。速さ優先で小道を通ろうとすると、迷ってしまうことがあります。目印があったり、大きい道を選びましょう。また、スマホの充電切れ等万が一のことがあるので、地図を紙に印刷しておくと心強いです。
持ち物確認
『エントリーシート・履歴書持参』、『プレゼン用紙持参』など、持ち物が指定されていることがあります。こちらも、メールにかかれている内容を確認して、カバンにいれておきましょう。
Sumarry of content
・面接日程や行き方の確認をする
・質問対策は、『自分はどんな人で』『なぜその会社に入りたいか』伝えることを意識する