こんな人は読んでみて
このページの内容
企業分析とは
その企業の特徴を調べて、自分とのマッチングを確認したり、将来やりたいことの指針をつけるための作業です。その企業にぴったりのアピールをするためにも重要。
企業研究は、知りたい情報にたどり着くまで時間がかかったり、情報を整理するために時間がかかるため、早いうちからしておくほうがいいでしょう。就活解禁から企業研究をしようとすると、かなり負担が大きいです。
1.既に行きたい企業がある場合
行きたい企業の企業研究に加えて、ライバル会社の企業研究をして、比較します。
2.特に行きたい企業がない場合
業界や、やりたいことで絞って、複数社の企業研究をして、比較します。
最低限おさえるポイントを整理
企業分析で最低限おさえるポイントは
企業の基本属性
→企業の考え方や、商売の仕方、販売力を知る
主要事業
→配属される可能性の高い事業の理解を深める
募集要項や採用情報を整理
→就活での動きかたを理解する
希望職種や業務を詳しく確認
→希望する業務の理解を深める
ライバル会社の比較
→企業のオリジナリティを確認する
以下、詳しく解説します。
企業分析のやり方1.企業の基本属性をチェック
企業の理念や、業界、経営状況について調べます。
この種の情報は、大抵、企業のHPの『企業情報』『(企業名)について』にかいています。
企業理念
企業の行動指針。通常時でも、何か行き詰まった時でも、理念に基づいて判断・行動します。
加えて、創業者が何を思って会社を興したのか、不祥事や不況時に、どのような行動をとったのかを確認すると、企業の考え方の傾向がわかります。
業界・商品・販売について
何を商品として、利益をつくっているのか。例えば、消費財業界なら、『おむつ』『化粧品』『洗剤』などの消耗品を販売しています
また、直接販売か、間接的販売か、ルート(既存の顧客)営業か、国内向けかグローバルか等。商品の販売法が変われば、商売の仕方が変わります。
業績・伸びしろ
売上高や営業利益で業績を、売上高や営業利益の推移、事業拡大情報で、将来性や安定性をチェックできます。
代表者名と代表者メッセージ
代表者メッセージには、その企業の現状や、これからの行動について書かれていることがあります。おおよその概要を知ることができるので、読んでおいて損はないでしょう。
企業分析のやり方2.主要事業をチェック
その企業が何に力をいれているか調べます。
主要事業の調べ方ですが、企業HPの『投資家向け情報』や『事業概要』といった名前のページに、事業ごとの売上が書いています。
その企業が行っている事業のなかで、売上の比率が高い事業が主要事業です。
企業分析のやり方3.自分の希望の職種の詳細をチェック
企業によっては、HPやパンフレットで、具体的な仕事について説明していたり、その業務についている社員インタビューを掲載しています。
希望の職種がある場合、具体例を確認して、思い違いやミスマッチがないか確認しましょう。
企業分析のやり方4.募集要項、採用条件、求める人物像をチェック
企業の採用ページや、採用パンフレットに、採用についての詳細が書いています。
募集要項
採用試験のプロセスや、採用の合否までかかる期間をかいています。自分の就活スケジュールを調整するために、調べる必要があります。
採用条件
あなたがこの会社に入った場合の、給与や手当、休日などについてかいています。
選考で直接関わる内容ではありませんが、ワークライフバランスや、余裕のある生活をできるかどうかは重要事項です。また、内定を複数社もらったときや、似たような企業を選別するときに使える要素なので、整理しておきましょう。
求める人物像
『こんな人は当社があっていますよ』『こんな人に入社してほしい』という内容がかいています。
求める人物像は、『粘り強い人』『モチベーションの高い人』と抽象度の高い表現でかかれていることがおおいです。そのため、企業の事業や歴史を振り返って、具体的にどのような人物を欲しがっているのか、想像するとより強いアピールができます
企業分析のやり方5.同じ業界の企業を2.3社調べてオリジナリティを比較
ES(エントリーシート)や面接では、『いろいろな会社がある中で、なぜ当社を希望したか』ということを聞かれます。
企業分析をして、その企業のオリジナリティを見つけていないと、以下のような最悪の状況になることがあります。
最悪な状況シュミレーション
こうなると、体制を立て直すのに苦労しますし、『なーんだ、適当にうけた学生か』と思われてしまいます。それなりに倍率のある企業では通じません。
なので、同じ業界の企業の、『基本属性』『主要事業』『希望職種の有無や詳細』を調べ、比較することをおすすめします。
『初心者向けの企業分析』まとめると…
企業研究は、マッチングや、適切なアピールのためにも欠かせない作業です。第一志望でない企業をうけるときも、最低限のポイントは押さえておきましょう。
Sumarry of content
・企業の基本属性、主要事業、採用・選考についてチェック
・その企業の独自性を知るためにも、他社研究も大事