『行きたい企業はない』…どうする?
就活をするからには、採用試験をうける企業を探さないといけません。そんな中、『行きたい企業がとくにない』『こだわりがない』と考えている就活生は、苦労をしていると思います。
膨大な数の企業の中から、採用試験を受ける企業を探すためには、何らかの条件をつけて絞り込まなければいけません。
『行きたくない企業』『ちょっと興味がある企業』探しという手
そこで、発想を少し変えてみましょう。言い換えると、『行きたい企業』を探すのでなく、『絶対に行きたくない企業』を探して消去法をしたり、『少し関心がある企業』を探すのです。こうした企業を見つけるためには、自分が嫌なことや、最低限の条件を考え、大枠からじわじわと縮めていくことが大切です。
『行きたい会社がない』場合、まずは業界からしぼってみよう
1.業界から絞る

どのような商品を扱うかによって、業界が変わります。例えば、お金を取り扱って利益をだす企業は、金融業界に属します。
行きたい業界と行きたくない業界、どちらでもない業界を分けましょう。日本にある企業数は、約420万社です。まずは業界で絞ると、企業探しがやりやすくなります。
3.業界内でのポジションで企業を選ぶ

例えば、アパレル業界の場合、繊維をつくる企業、服を製造する企業、それを販売する企業に分類できます。
一つの業界のなかにも、いろいろなポジションがあります。事業内容から、その企業がどのような業界ポジションか見てみましょう。ジョブローテーション制度(希望により、職種の変更を申請できる)を採用している企業以外は、基本的に最初の職種で仕事内容が決まります。
これも、「これだけは勘弁してほしい!」と思う企業を消去法で消して、残った企業から「こういうのを扱いたい!」と思うものを探すとミスマッチする可能性が低くなります。
もし、『その業界なら、ポジションは別にどうでもいい…』というときは、規模の大きい企業を選ぶといいかもしれません。規模の大きい企業は、いろいろなポジションの業務をしているからです。

業界や企業をしぼれたら…
1.職種で選ぶ
職種とは、仕事の種類のことです。企業によっては、『営業職採用』『事務職採用』と、職種別採用をしています。希望の職種や、やりたくない職種がある場合、職種から行きたい企業を絞るのも一つの手段です。
2.待遇でえらぶ
住居手当や年間休日、フレックスタイム制度や給与といった待遇や、条件から絞り込む方法です。
待遇から絞る場合、その待遇がどのような意味をもつか、きちんと確認しておきましょう。間違いやすい言葉が使われている場合があります。
Sumarry of content
・最悪の事態をさけるため、一つの業界にしぼらない
・業界を絞れたら、業界内のポジションや、待遇や職種から選ぶ