『面接はコミュニケーション』とよく聞きますね。 ですが、実際にやってみると緊張するし、コミュニケーションっぽくすると自分の売り込みが薄いかもしれないし…そういった不安は拭いきれません。 この記事では、『面接はコミュニケーション』は、具体的にどういう意味をもつのか。プレゼン番組『TED』のプレゼンからアイデアをもらって、考えていきましょう。
まずは、面接の目的をチェック
企業にとっての面接は、『就活生にいろいろな質問を多角的にして、自社に貢献してくれそうかどうかを見極める』ことが目的です。対して、就活生にとっての面接とは、『自分の良さや熱意を、自分の経験や考えから、いろいろな角度でアピールすること』です。 端的に言うと、面接は『自社に合う学生を探したい企業』と『志望企業にはいりたい学生』のマッチングをはかるために行うものですね。 そして、『面接官が質問して、就活生が答える、それについて面接官が追加質問をする』という面接でマッチングを図るためには、『面接という時間内に、言葉によるコミュニケーションを上手くとること』が大事になります。
コミュニケーションでない面接をすると、どうなるのか?
コミュニケーションといえない面接の例をみてみましょう。
NOコミュニケーション面接シュミレーション
-----3分後-----
この例が『コミュニケーションでない』理由は、面接官が入り込む隙がないことにあります。(もちろん、面接官から『何分間で、○○について教えてください』と言われた場合は、大丈夫です) 面接でコミュニケーションがとれなければ、面接官が聞きたいことが聞けなかったり、自分本位な人間という印象を与えてしまうことがあります。
TEDを聞いて『コミュニケーション』について、アイデアをもらおう
まずはこちらをどうぞ。音源は英語ですが、日本語の字幕設定ができます。 プレゼンテーション番組『TED』の『This is your brain on communication(コミュニケーションをしているときの、あなたの脳) 』。プレゼンテーターは、Uri Hasson(ウリ・ハッソンさん)です。
このプレゼンは、『コミュニケーションをとるためには』がメインテーマです。プレゼンでは、『コミュニケーションをとるとき、聞き手の脳内に起こることは何か、その要因は何か』という検証結果も提示されていて、とても面白い内容でした。
このプレゼンの、就活で役立つポイントを整理
そのなかでも、特に興味深く、就活でも役に立ちそうなポイントを整理します
かなり実践的な内容ですね、『コミュニケーションを上手くとるためには、話し手と聞き手が、伝える内容を共有できる工夫が必要』といったところでしょうか。
『面接はコミュニケーション』を実現するために
『面接でコミュニケーションをとる』とは
面接でコミュニケーションをとるために必要なことをまとめます。
言葉にしてしまえば簡単ですが、なかなか難しいことです。私自身もわかっていながら、出来ていなことが多いです。 出来ていなくても焦らずに、まずは意識することからがんばってみましょう。
面接でコミュニケーションをとると生まれる利点
『コミュニケーションといえる面接』でうまれるメリットをまとめてみます。
面接という場面では、時間の制限や、緊張と向き合わないといけません。 少しでも自分に有利な環境にするために、『面接でコミュニケーション』をとることが必要です。
面接をコミュニケーションにするためにはどうすればいいか
▼画像:File:PDCA-Multi-Loop.png by,ChristophRoser
『面接をコミュニケーションにするための練習をする→フィードバックをもらう→改善を意識して、再度練習』、の繰り返しです。 どうしても面接では緊張してしまいますから、最初からコミュニケーションをとることは難しいです。完璧を意識せずに、『親戚のおじさんや、親しい目上の人』と話すくらいのイメージで、リラックスしながら改善していきましょう。