…避けては通れぬ学歴フィルター、ただあきらめないで欲しい。無名大学or低学歴=高倍率企業は無理ゲー、というわけではありません。
学歴フィルターとは何か、どう対応すべきかをきちんと考えてみましょう。
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学歴フィルターとは
採用活動において、大学の偏差値や名前で振るいにかけるものを学歴フィルターといいます。学歴フィルターにひっかかると、採用活動に参加できなかったり、採用に不利になったりします。
就活生からしたらたまったもんじゃないフィルターですが、あるものはあります。企業も必死だもの。
学歴フィルターのパターン
学歴フィルターといっても、無理ゲーパターンと、かすかに希望がのこされているパターンもあります。
1.高学歴しか無理パターン
一定の学歴以上でないと、説明会に参加することができなかったり、ESで足きりされてしまいます。
2.ターゲット大学有り
非常に曖昧な表現です。特定の大学に特別なアプローチをしたり、特定の大学から内定者を得ようとする企業もあります。
▼マイナビ,2018年卒マイナビ企業新卒採用予定調査より
この画像は、マイナビ社の2018卒マイナビ企業新卒採用予定調査から引用しています。
調査結果によると、採用ターゲット校はある企業は、全体の50%をこえており、上場企業に至っては、60%以上が、採用ターゲット校があると回答しています。
実は学歴フィルターじゃなかったパターンもある
一見学歴フィルターに見えるものの、それが正当な結果だったりすることがあります。
傾向の話になりますが、
1.学歴が高いほど学力があるので、筆記試験に受かりやすい
2.学歴が高いほど、学内の資源が豊富で、経験が積みやすく、就活で評価されやすい
これらが実態として存在します。落選する原因が『学歴フィルター』でなくて、『個人の成果・実力』にある場合ですね。
実体験:『低学歴だから…』と高倍率の企業を諦めるのは待って欲しい
それでも「いやぁ…高学歴じゃないと大手企業は無理だよ…」と思っているあなたに、Cラン大学で大手総合職に内定をもらった体験からお話します。
実際に就活をして、学歴フィルターを感じたか
私のスペックは、Cラン大学、就活では有利でない学部でしたが、大手企業でも学歴フィルターの気配は感じませんでした。大手企業を何社か受けましたが、ESや筆記で落とされることはありませんでしたし、内定ももらえました。
ただし、「あぁ…これは学歴フィルターだろうなぁ」という話もきいたので、全くないともいえません
諦めたくなる気持ちはわかる
学歴が高くない学生が、親や友人などに大手企業の選考を受けるというと、『その企業うけるの?どうせ高学歴しか無理だって』という意見を言われることがあります。
一定の権威や、影響力のある人間から、そうした意見をもらうと、『確かにやっぱ無理だわ』と思ってしまうこともありますし、一般的な話として、『低ー中学歴では大手は無理』『学歴フィルターがある』という意見が触れ回ってますから、『受けても意味がない』『どうせ無理』と思ってしまう気持ちもわかります。
私自身、大学のキャリアセンターで大手の選考対策について相談したときに、
と何度も言われてショックを受けましたし、『無理なのかなぁ…』と考えてしまうこともありました。
ですが、全ての企業に学歴フィルターが存在するなんてオカルトはありえませんし、選考を受けるだけならタダです。端から諦めるより、あたってくだけろ精神で全力でぶつかったほうがいいと思います。
学歴フィルターとどう付き合うべきか、個人的結論
『学歴フィルターはあまり気にせずに採用活動に参加する』
自分の受ける企業に学歴フィルターがあるかどうかの判断は難しく、OBOG訪問をしたり、採用大学を確認することが精一杯でしょう。
『この企業、大手だし学歴フィルターがありそうだな』『どうせ落ちるしやめておこう…』など、学歴フィルターを気にして消極的になるよりも、1.大学生活を充実し、魅力的な人間になる→2.就活準備として、筆記・ES・面接対策をする→3.明確な意思をもって、入社したいと思える企業の採用試験をうける、ことが大事です。