業界研究

ここから始める業界研究、主要業界のポイント+分類一覧

2018/09/10

 

 

 

何を商品に利益をだすのかによって、業界がわかれます。

膨大な数の企業の中から、就職先を探すためには、どんな業界があるのか理解すれば効率的です。

(業界の分類の参考:マイナビ,知っておきたい、業界分類と解説

 

主要業界7種類

1.メーカー

 

林業から機械、はたまた食品まで、さまざまなメーカーが存在します。

片っ端から受けていくとキャパオーバーになります。

メーカーを志望する場合、どのジャンルのメーカーを希望するか考えましょう。

少子高齢化やニーズの多様化により、いいものを出せば売れる時代が終わりました。今では+aの価値付けが重要となっています。

メーカーのポジションには、「素材」「加工」「素材+加工の自社生産」の3つに大分できます。

メーカーを志望する場合は、「どんなものをつくりたいか」「どんな業種にかかわりたいか」の二点を自己分析しましょう。

 


 

2.金融

 

人気の業界、営業職として働くことが多いです。

現在、ファンティック革命(金融×IT)の真っ只中にいます。

銀行

銀行は、メガバング、地方銀行の二種類に分けられます。職種は、窓口業務と営業職が主です。

2017年11月のメガバンク3行の大リストラは大きな話題になりましたね。AIの活用で業務の効率化をし、今後10年をかけて、3万人の業務削減を行う予定です。

「とりあえず銀行」「安定しているから」という学生は少なくありませんが、2018年のディスコの人気企業ランキングでは、業界人気首位から4位に転落しました(参考記事,diamond online)。とりあえず銀行受けとけ論は衰退していますね。

証券

高い報酬に実力主義の印象が強い業界です。株式を売買し、手数料で利益を出す業界です。業務は、1.ブローカー業務(会社とお客さんの仲介役)、2.ディーラー業務(自社のお金で株式を売買する)、アンダーライティング(株式を買い取って、お客さんに売る)、4.セリング業務(株式を預かってお客さんに売る)の4つです。

証券会社の業務の詳細は、リクナビのこの記事がわかりやすいです。参考にしてください。

生命保険・損害保険

生命保険は、人に対する保険です。死亡保険や、医療保険といったものですね。

対して、損害保険は、物についての保険です。火災保険や地震保険があてはまります。

生命保険や損害保険は、性別によって職種の傾向があるかな。データをみてもそうだし、実際合説で話を聞いてみると、女性は営業が一般的という意見がおおかった

 

3.小売

本社勤務、店舗勤務、いろいろな働き方があります。

新卒採用の場合、数年現場で働いてから評価や希望次第で本社へいくのが主な流れです。

小売といえば、スーパーやドラックストア等が浮かびますね。小売=販売員というイメージが強いですが、他にも1.バイヤー(商品の仕入れ)、2.店舗運営・企画、3.販売促進等、業種は様々です。

小売業界の最近のニュースは、「アメリカの小売業界の衰退、4000以上の実店舗の閉鎖」でしょうか。amazonなどの電子取引の影響が強いようですね。

日本でも、例えばアパレル業界は電子取引率が11%をこえており、その影響を軽く見られません。

また、百貨店を除き、小売業界は就活中盤ー終盤にかけても、多くの企業が求人をかけています。エントリー開始から3ヶ月くらいは選考ラッシュなので、他選考の兼ね合いも考えたいですね。

 

小売を敬遠する人もおおいけど、企業によって独自の考えや取り組みを行っていて面白いよ。普段見えてるものが全てじゃないんだね。

興味がない人も、合説で話を聞いてみたらどうかな

 


 

4.商社

 

モノを仕入れて売るのが、商社の仕事です。

ある分野に特化したのが専門商社、幅広い商品を取り扱うのが総合商社です。

高収入のイメージが高い業界です。口コミサイト「vorker」によって発表された上場企業の時給ランキングでは、総合商社がおおくノミネートされました。3位に入賞した三菱商事は、時給6000円越えです。

商社の業種は、1.営業(商品をうる)、2.事業企画(事業の立ち上げ、どんな会社に投資するか)、3.事務(書類整理等の営業の手助けをするのが営業事務。輸出入に関わる貿易事務がある。)の3種類です。

商社の歴史は見ていてとても面白いです。こちらの記事(他サイト)が分かりやすくまとめてくれています。

旧・四大証券の山一證券の歴史も興味深いね。廃業した会社だから、就職活動に直接の関係はないけど、見てみたらいいかも。

総合商社

総合商社は「ラーメンからロケットまで」と言われるように、扱う商品が膨大です。

規模が大きく、売上の柱が多い強みがありますが、安定とは言い切れません。最近でいうと、住友商事と丸紅が、資源価格の低下の影響を受けました。(現在は増益です)

専門商社

ネジやペンキなど、特定の商品を取り扱います。ある分野に特化しているので、人脈が深く、動向も読みやすいのですが、専門分野の需要の低下の影響に弱いです。

商社っていうと「お酒様」とか「ガツガツ体育会系」のイメージが大きいけど、変わりつつあるよ。ただ、内情はあまり見えないから、OBOG訪問をしておきたいところ

 


 

5.ソフトウェア・通信

理系向けと思われがちですが、文系OKの技術職採用や、営業職採用もあります。

が、多重下請け、人身商売など、専門的な用語がおおいため、就活での用語理解はかかせません。

様々な業界に影響をあたえる業界で、推移も安定します。

大手インターネットサービス会社ヤフーが「ビックデータの活用」を唱え始めたように、蓄積されたデータをどう活用するかが重要になります。

職種は、技術系(例:プログラマー)、デザイン系(例:WEBデザイナー)、営業系(例:広告営業)にわけることができます。

ハードウェア系

パソコンやスマートフォン、マウスや、それをつくる電子回路を作ります。

 

ソフトウェア系

パソコンやスマートフォン等のハードウェアのなかで動かすものがソフトウェアです。ソフトウェアには個人向け(ゲーム等)、と法人向け(経理ソフト等)があります。

セキュリティの強化や、Iot(internet of things:モノのインターネット)の需要の高まりをうけて、ニーズの上昇や成長度が見込まれています。

 

インターネット系

対個人と対企業の二種類にわけることができます。

対個人だと、ヤフオクや楽天といった個人向けサービス。対企業だと、サイト制作や広告といったサービスがあてはまります。

web面接や在宅勤務等、積極的に新しいものを取り組む傾向にある業界です。

 

情報処理系

ITサービスをつくる、システムの構築や運用をにないます。

企業のニーズをもとに、システムをつくったり、その後の保守や運用を行います。

文系でも技術職に応募してオッケー、未経験歓迎!という会社は少なくないよ

 


 

6.マスコミ

こちらも人気業界ですね。

デジタル化の影響を強く受けている業界です。

 

スマートフォンの普及により、インターネット広告、無料配信やタブレット端末アプリの対応など新しい風が吹き込まれています。紙の出版物はやや厳しい状況。

業界規模はそこまで大きくありませんが、平均年収が高い業界です。

 


 

7.官公庁・公社・団体

いわゆる公務員、準公務員扱いの業界です。

一般企業と公務員を同時遂行する人は、はやめの筆記対策をすることをおすすめします。

国がかかわる業界で、民間では担えない、国民の生活を支える事業を行います。

公務員は倍率が高いイメージですが、地方公務員の倍率は3倍から32倍の幅で、大半が10倍未満です。大手企業が50ー200倍であることを考えれば、そこまで高い倍率ではありません。

ただし、公務員一本の人は要注意!公務員試験に全落ちして、秋から一般就活というケースもあります。リスクマネジメントはしっかりしましょう。

 

 

一つの業界に絞るんじゃなくて、色々な業界を見るのがオススメ

一つの業界に絞って全滅!という話は珍しくないよ、ほんとに

 

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